薬王堂気まぐれ通信使№726 2015-1-3
Yakuoudo Capricious Communications Satellite
平成27年正月 新年、開けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
私は新年早々、妻とスキーに行ってきました。
この歳(還暦を大分過ぎました!)になってと思われるでしょうが妻は北海道育ちで小さな時から山スキーを楽しんできたという!
私は彼女の初めての夫ですから付き合わねば・・
というわけで広島駅を午前8時30分に発車するバスに乗ります。
車内からの雪景色は次第に変化し眺めているだけで楽しい時間でした。
くち(久地)というインターで休憩、ここのうどんは美味しい!
太田川を横切り戸河内町に入ります。
戸河内でスキー券を買って松原に入ります。
松原は雪の世界でした。
深入山を過ぎると目的地の恐羅漢山が見えてきます。
10時過ぎにはスキー場に到着します。
スキー支度を整えてリフトに乗りました。
ゲレンデにはボードを操る若者の姿は有りましたがさすがにスキー世代は少ないようです。
妻は最近のスキーを履きますが私は持ち運びに便利なショートスキーを使います。
滑り心地より機動性のいい短いものがいい!
リフトのあるゲレンデをあちこちして恐羅漢スキー場最高部に行ってみます。
この辺りは気温も低く樹氷が綺麗でした。
正面に先ほどの深入山が見えます。
最高部からの下りはギャップと傾斜がきつく何度か転びながら滑り降ります。
快晴でもなく太陽が雲に覆われながら雪が降る。
今日は絶好のスキー日和でしたね。
私の目的はスキーを楽しむだけでなくヤドリギを見ることです。
ヤドリギはヤドリギ科(LORANTHACEAE)に分類されていましたがAPGⅢ分類法によりビャクダン科(SANTALCEAE)に振り分けられています。
白色のヤドリギが普通種ですが赤い実のアカミヤドリギという品種が有ります。
一株に赤白の実がつくことはありませんが双方の株が近い場合、地上部は混生し赤白の状態を見ることが出来ます。
宿主はミズナラがほとんどです。
何度見ても美しい!
根の部分など詳しく2年前にこちらで記録しています。
漢方薬に使われる桑寄生という生薬はほとんどがヤドリギです。
ヤドリギは雌雄異株ですので雄花も見られます。
紅白のヤドリギを見ながら夫婦でスキーを楽しんできましたよ・・
※偶然にも同世代の旧友にも会うことが出来ました。